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学校法人 浦山学園

                                               平成26年4月5日

                  富山福祉短期大学第18回入学式

 

~前略~

学業のみならず新しい友人や地域社会との交流も始まろうとしています。新入生の皆さんは、いろんな思いをもって、本校に入学されたと思いますが、その初心を大事にしながらいろんなことに果敢に挑戦してほしいと思います。「初心忘るべからず」の意味は皆さんも知っていると思いますが、これは日本の伝統芸能で世界無形遺産にもなっている、「能」を大勢させた世阿弥の言葉です。「何においても、次第に慣れてくると慢心してしまいがちになるので、初めの志を忘れてはならない」という意味で使われていますが、世阿弥の意図するところは、少し違いました。世阿弥にとっての「初心」とは、自分の芸の未熟さをいつも恥じながら、その未熟さを折に触れて思い出すことで常に精進することを意味します。つまり、「初心忘るべからず」とは、人生の試練の時に、どのようにその試練を乗り越えていこうとするかという生き方を示しています。

 

また、最近映画にもなりましたが、茶人の千利休は「稽古とは(学びとは)一より習い十を知り十よりかえるもとのその一」と教えています。稽古(学び)というのは、初めて一を習う時と、十まで習いまた元の一に戻って再び一を習う時では、人の心は全く変わっている。十まで習ったからこれでよいと思った人の進歩はそれで止まってしまい、その真意をつかむことは出来ないとの教えです。つまり、基礎基本の重要性を教えています。

 

これからの皆さんは多くの分野で多くのことを学びます。そしてほとんどの学生の皆さんは国家試験や検定試験を受験します。「初心忘るべからず」そして常に「もとのその一」に戻ることを謙虚に真摯に実践躬行し、いろんな形でやってくる試練を乗り越えていって下さい。

 

私達教職員は皆さんが健康で、楽しく、しっかり学べる学生生活を送れるようにいつも皆さんの傍にいます。皆さんの入学を心より歓迎し、入学式の祝辞とします。

 

 

2014年4月11日 |

                                              平成26年3月15日

                 富山情報ビジネス専門学校卒業証書授与式祝辞

 ~前略~

今ほどは黙祷を捧げて頂きありがとうございました。311を通して、私たちは自然に対する畏敬の念を覚醒させ、自分の力だけで生きているのではなく、自然界という大きな存在の下に、互いに助け合いながら生きていることを改めて感じました。そして、日本国内のみならず世界の各方面からの支援に、「絆」の強さや大切さを改めて感じていると思います。

 

「人と人とのつながり、心や行動における深いつながり」を示す「絆」は、皆さんが船出するこれからの社会においても極めて重要な観点ですが、「絆」を作りあげることは簡単なことではありません。長い時間もかかるだろうし、幾多もの関わりややり取りをしながら、お互いに壁を乗り越えようとするところにのみ「絆」は生まれます。

 

「きずな(絆)」という漢字は「ほだし」という読み方があります。「ほだし」の意味は、馬が自由に歩けないようにつなぎとめるための縄を示します。つまり、人の心や行動の自由を縛るもの、自由を妨げるもの、という意味合いです。

 

本校での学生生活において皆さんの家庭内においても、自分では中々思うように出来ない、思うようにならない、多くの「ほだし」があっただろうと思います。先生達からの注意、両親からの注意など、時には煩わしく思ったと思いますが、いろんな壁を乗り越えてきたからこそ、親子の絆・先生達との絆そして友達同士との「絆」が生まれ、結果として、各種の国家資格や検定に合格し、そして100%の就職や進学が出来ました。これからの社会の中で乗り越えていかなければならないいろんな壁が出てきますが、自分自身に自信をもって、積極的な人生観で、いろんな「絆」を作って下さい。

 

出会いと別れは世の常ですが、卒業式を迎えた今日の別れの中にこそ、皆さんと私たち教職員の強い「絆」があることを忘れません。

これからも健康でより一層活躍されることを念じながら祝辞と致します。

 

2014年4月 6日 |

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