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学校法人 浦山学園

 

929日、台風の影響が心配されたが絶好の運動会日和となった。社会福祉法人浦山学園福祉会は二つの保育園を経営する。射水市が永年運営していた保育園の民営化に伴い平成18年に新湊作道保育園、そして今年(平成24年)から小杉西部保育園を経営している。

                                      

保育園の運動会は、諸般の事情で、それぞれの園庭で29日同日開催となったため、両保育園をそれぞれ見学することとなった。どちらの保育園も子供たちに声援を送り、成長を見守るご両親やご家族の人たちでいっぱいであった。

 

新湊作道保育園は経営を受託してから7年目となるが、運動会の内容も年ごとに充実してきた。今年も、園児達の各種目に取り組む姿勢が真剣で、一所懸命であることが園庭いっぱいに広がっているように感じられた。全体参加の種目は楽しそうな中にも一定の規律があった。保育園ではあまり見られない組み体操では、園児同士が相手の動きを見ながら、ひとつ一つをこなしていく姿に保護者の人達の感嘆の声があちこちから聞こえた。

 

そして年長児のリレーは保護者の目を一段と惹きつけた。保育園としては大変広い園庭に恵まれ、80メートルのトラックで園児達は毎日リレーの練習をしているので、スタートの姿勢や走り方は小学生でも出来ないようなフォームが身についている。いよいよ第一走者がスタートラインに立つ。スタートラインに立つ園児達の姿勢自体が、遊戯ではなく競技が始まる雰囲気を作り出し、保護者達の目をより一層惹きつけていた。

 

ピストルの音とともに園児たちの懸命に走る姿に保護者の人達の応援は絶頂段階に到達。園児達が見せてくれたリレーは運動会の最後の種目を飾るに相応しい競技となった。そして、更なる感動は表彰式でもあった。1位になった園児達は、勿論のこと、笑顔でメダルを受けとったが、2位そして3位の園児達の何人かは、何と、悔し涙を拭いながらメダルをかけてもらっていた。

 

「練習の時から各チームは一位を目指し練習をしてきた。いつの日からか、園児達は2位、3位だと喜ばなくなった。みんな一位を目指し、素晴らしい競争意識を培ってきたのかもしれない」と、稲田園長も目を潤ませながら話してくれた。来賓でお迎えした小学校の校長先生は、この子たちが小学校に入学してくることが本当に楽しみだと感想をもらしてくれた。

 

「2番では駄目なんですか?」と、消極的な日本人の象徴として揶揄された元大臣の発言ではないが、自信をなくしたかのように内向きになってきた社会の局面で、2位そして3位になった園児達の悔し涙は、宝物のような感じがした。

 

新湊作道保育園の保育目標は、「心と体と知の健やかな成長」である。日ごろの運動で体を鍛えると共に、年長は一年間で1,000冊の本を読むことなども重点目標となっている。簡単ではないが、園児達の可能性は無限大である。日々試行錯誤的に保育目標達成に向けて実践躬行している園長はじめ職員に感謝したい。

                             浦山 哲郎
2012年10月 3日 |

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