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学校法人 浦山学園

2012年(平成24年)が始まりました。

 

今年は4つのキーワードを常に意識し行動する年にしたいと思います。それは絆・イノベーション・計画そして知識から知恵の4つです。

 

2011年の世相を表す漢字は「絆」でした。東日本大震災や各地で発生した豪雨そして日本中を熱狂の渦に包んだなでしこジャパンなどが理由とのことですが、改めて家族の絆、地域の絆、会社や仲間の絆など、人と人とのつながり・絆が改めて大事なものと感じた結果とのことです。20101月にNHKが放映したドキュメンタリー番組で「無縁社会」という言葉が生まれました。単身世帯が増え人と人の関係が希薄となる社会の一面を造語としてとらえた様ですが、やはり日本文化は「人と人との豊かなかかわり」の中で築き上げられてきた"「絆」の大切さ"が基本であることを素直に喜びたいし、大事にしたいと改めて感じています。

バラバラの百人より強い絆の十人の方がより大きなことができるといいますが、「学園の絆」をより一層強くし2012年の荒波をともに乗り越えたいと思います。

 

昨年11月OECD(経済協力開発機構)は2012年は欧州債務問題が更に深刻化するため先進国の経済は総じてマイナス成長になるとの見通しを発表しました。そのような成長無き景気低迷の中で、今年はアメリカ・ロシア・フランス・韓国の大統領選挙そして中国の総書記の交代などの年に当たり、日本にも経済戦争が迫ってくることは必至です。

成長無き景気低迷時代においてはこれまで以上のイノベーション即ち工夫・新機軸・刷新・革新など、これまで以上に汗をかくことが求められます。教育費の家庭への負担増加は学園への入学者に影響が出ることも推測できますが、このような時代こそ人材育成が最重要課題となります。

千利休の言葉に「稽古とは一より習い十を知り 十よりかえるもとのその一」という教えがあります。初めて一を習う時と十まで習ってもとの一に戻って再び一を習うときとでは全く違う。これでよいと思ったときの進歩はそれで止まってしまうという教えです。

 

そのようなイノベーションを実践躬行するには、組織で共有できる計画が必要です。学園は平成217月にキックオフした中期経営計画が、2年強かかりましたが、昨年12月に行われた理事会で了承されました。教職員の皆さんから多くの意見などをもらいました。それら全てが計画立案に反映されているとは言えませんが、作成された「中期経営計画」を各箇所の重点目標として全教職員で実践躬行していけば成長無き景気低迷時代であっても学園の追及する教育付加価値はより一層社会に認められる筈です。

 

この「中期経営計画」を実践する上で更に重要なことがあります。それは「知識を知恵に変えていく」ことです。「風が吹けば桶屋が儲かる」と言います。大風で土埃がたつ・土埃が目に入って盲人が増える・盲人は三味線を弾けるようにして職につく・三味線が使う猫皮が必要になり猫が殺される・猫が減ればネズミが増える・ネズミは桶をかじる・桶の需要が増え桶屋が儲かるという例えで、物事には原因と結果の法則があります。しかしながら、成長無き景気低迷の時代はそのプロセスにおいて色々な要因が絡み合い、「風が吹けば桶屋が儲かる」と必ずしも言えない局面が多く発生します。それに対応するためにも広く深い知識に立脚した知恵が必要になってきます。①計画の考え方や目的は正しいか②やり方は正しいか③結果は出たか④その結果を次にどのように繋げたか、を必ずチェックする習慣をつけることが重要となり、その習慣がより早く知恵を身につけていくことになると感じています。

 

4月から新湊作道保育園に次いで小杉西部保育園の経営も始まります。また射水文化振興財団には大中規模の文化ホールなどがありますが、その財団の理事長として4月から運営に携わることになります。学園と保育園と文化事業などの連携も合わせながら、4つのキーワードを基本に2012年を積極的に乗り越えていきたいと思います。

 

本年もより一層よろしくお願い致します。

                                

平成24年1月15日                                               

                            浦山 哲郎

 

2012年1月15日 |

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