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NO.55 平成21年度富山福祉短期大学入学式祝辞

 皆さんはこれから2年間或いは3年間それぞれの「学問」を学びます。

 ここで私は皆さんに何故「学問」を学ぶのか、その目的を問いたいのです。福沢諭吉の「学問のすすめ」という本にはこのように書いてあります。「学問という語は意味が広く、抽象的・具体的両方の意味がある。しかしどちらにしろ、その目的はみな、知識・見聞を広め、ものの道理を理解し、人間としての責任を自覚することにある」といっています。

 私は、"理事長としての責任を自覚する"ために、いろんな可能性を固定せず-これをどのように"つくり、つくりかえ、つくる"(つくり続けていく)という訓練をするようにしています。 新入生の皆さんも、今日から、このキャンパスで、皆さん自身の"学生としての責任を自覚する、また2~3年後の社会人としての責任をどのように自覚するか、を積極的に訓練して下さい。 

 その訓練とは、「助け合う」ということから始まります。人間は決して孤立して生きられるようにはつくられてはいません。「助け合う」ことが、人間にとって大きな道徳になっています。「助け合う」という気持ちや、その行動の基本は、思いやり、優しさ、いたわり、という感情です。でもこれらは、どれも人間の本能ではありません。だから、私達は訓練して、それらを身につけることが必要なのです。

 皆さんの多くは看護、福祉、保育と教育の何れかに進む目標をもって本学に入学してきました。何れの分野において、それぞれの専門知識は、思いやり、優しさ、いたわりが基本です。 

  私たちが生きていくうえで欠かすことが出来ないものに「心構え」があります。学長の式辞や私が話したことを大事な「心構え」として、これからのキャンパスライフを多いに楽しむことを期待して祝辞とします。

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