新入生の皆さんは、今日から始まる学生生活が皆さんの生涯での色々な想い出になるように、意欲的に学び・学校行事にも積極的に参加して欲しいと願っています。景気後退で就職環境も急変していることは皆さんも承知していることと思います。このような時代の局面では、精神性を高めること、言い換えると、人やモノの本質を学ぶことが一段と重要になります。
本質を学ぶ方法のひとつは日本の文化を学ぶことです。例えば、今月末から始まるGWを考えてみて下さい。4月29日昭和の日、5月3日憲法記念日、4日みどりの日、そして5日子どもの日です。
これらの祝日には、日本が築き上げてきた文化、即ち、日本という国・日本人の素晴らしい精神が基本となっており、それに感謝し、祝うために祝日として定められています。
4月29日の「昭和の日」は、以前は昭和天皇誕生日でしたが、64年間にも及ぶ長い激動の日々を経て、敗戦から奇跡的な復興を遂げた昭和の時代を顧み、先人に感謝し、国の将来を思い、国民が誇りと自信を取り戻すことが出来るようにとの願いが込められている休日です。
5月5日のこどもの日は、こどもの幸せを願う祝日であることは皆さんも知っているとは思いますが、国民の祝日の法律には、母に感謝をする祝日でもあることはあまり知られていません。
何故、子どもの日の祝日に「母に感謝をする」という文化や精神になったのかを知ることや感じることが、大変重要な意義をもちます。この日には、お母さんへの感謝の手紙を書くなどして、生きる本質を学んだり、考えたりすることが皆さんの生涯での想い出につながります。
一年の祝日を見直してみるだけでも、この国の歴史や文化を学ぶことにつながります。専門知識や技術の修得は、このように人やモノの本質を学ぼうとする姿勢があるところに、より高い可能性があります。
皆さんがたくさんの想い出作りが出来ることを祈念しながら祝辞とします。