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学校法人 浦山学園

読売新聞の『2003年読者が選ぶ10大ニュース』の中で、『1位 阪神18年ぶりリーグ優勝』『2位  衆院選2大政党化』『3位 青少年関連事件続発』『4位はイラク関連』と発表しました。また、過去5年のトップ3も発表しています。5年の間で同じ ニュース分野でトップ3になったのは、『今年の青少年関連事件続発(3位)』と『2000年の17歳の犯罪が続発(3位)』というニュースでした。

わずか4年の間に青少年の事件や犯罪が10大ニュースのトップ3に2回も取り上げられること自体大変憂慮すべき社会局面ですが、今年2位になった衆院選 (2大政党化)で、選挙選の争点には、このような問題を教育問題として、大きく取り上げている政党や政治家がいなかったことを残念に思うのは私だけでしょ うか。

外国(人)が『日本(人)の良さ』を書いたり、話したりしている本などはたくさんあります。

『政治、社会、家庭、そして戦いにおいてさえ、彼らは伝統、儀礼、祭祀にこだわった。彼らは形式を無視するどころか、極限の儀礼を求め、伝統的に正しいとされる行為の礼を社会制度の基本にした』。これは、『アメリカの鏡・日本(Mirrors for Americans:Japan)、ヘレン・ミアーズ著』の中の一節です。

この本は、題名のとおりに、アメリカ(人)が如何にあるべきかを考えるために日本(人)を書いたものですが、同時に、外国に対して、また、日本国民同士の中においても、誇りと自信を失いかけている我々日本(人)は、国内外にもっと胸をはって立派な国民であるという自覚を持つことが必要であると、警鐘を鳴らしている内容だと思いました。

今、『心の教育』という言葉が叫ばれています。外国(人)が感じている、礼儀正しい日本(人)

の文化などは、教育を通して伝え、充実させていくことは最低のことだろうと考えます。しかも、それは、学校教育と同時に家庭教育(生活)で実施されることが必要ではないかと考えます。

家庭教育(生活)は人間のいちばん根源的な社会形態ですが、家庭の価値が低く見られつつあるのは、世界的な傾向とのことです。

『子供は親の言葉ではなく、親の生き方を見て学ぶ』とよく聞きます。家庭では、『無条件で子供達を愛し』、『厳父慈母』が決まりと言うと、今の時代は古臭 いという事になりかねませんが、母親が父親を立てる家庭では秩序感覚が生まれると言います。たとえば、お父さんとお母さんが軽い言い合いをしている時に、 子供がお母さんの味方をすると、お母さんはいつの間にかお父さんの味方をしている。そんな家庭はいつの間にか秩序が生まれるとのことです。

孔子の言葉に『聖人は子供を代えて教える』とあります。聖人みたいな立派な人でも、自分の子供を教えることは簡単ではない。そんな時は、親戚のおじさんや良い学校の先生に代わりに教えてもらう。言い換えれば、今日においては、親と先生は二人三脚の関係を保ちながら、子供たちの夢や目標の実現の良き指導者と応援団になることが重要だろうと考えています。

そんな思いを実践躬行するため、過日(12月6日)、浦山学園が主催する『第2回富山親学(おやがく)フォーラム』を開催致しました。昨年に続いて、本年も定員を超える200人以上の人が参加し、『親が変れば子が変る』というテーマで大変有意義に実施されました。

来月中には、そのフォーラムの内容をインターネットで公表いたします。いろんな意見をいただき、来年のフォーラムに反映できれば幸いです。

『教職員が変れば学生は変わる』を浦山学園の経営基本方針のベースにしています。

『やって見せ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ』。これは山本五十六の言った有名な言葉ですが、学園の合言葉になるようにこれからもより一層精進したいと思います。

今年一年、このホームページにご意見を賜り、ありがとうございました。来年度もより一層よろしくお願い申し上げます。

どうぞ良いお年をお迎えください。
2003年12月26日 |

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