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学校法人 浦山学園

学園の卒業式も終わり、4月に迎える新入生の準備に多忙な日々を過ごしています。

卒業生達は、米・イラク戦争の真っ只中に社会に出て行くわけですが、これからの経済情勢も
この戦争の影響をどのように受けるか、現時点ではおそらく誰にも予想がつかないと言っ
ても過言ではないと思います。

このような情勢下において、我々日本人ひとりひとりの『考え方』がますます重要になってき
ました。

その意味も含めて、今回の学園長の部屋は、卒業式の式辞をご紹介します。


 
平成14年度 卒業生の皆さん 卒業おめでとうございます。教職員を代表し心からお祝い致します。

さて、今、お渡しした卒業証書によって、学生生活を終了しこれから社会人としての一歩を踏み出す人、あるいは留学生を含めた学生諸君の一部は4年制大学などへの入学や編入で新たな一歩を踏み出すこととなります。

いづれの門出の一歩を踏み出すことが出来るのも、これまでの永い間、ご両親をはじめご家族の方々や社会の多くの方々の支援なしでは、今日のこの卒業式を迎 えることが出来なかったことを考え、卒業証書を手にした今日、改めてこれらの方々に感謝の気持ちをもってもらいたいと思います。

本校は進級や卒業判定は比較的に厳格な学校であることは、皆さんも承知のとおりです。難関である国家資格やより高度な検定に挑戦した2年間、いろんな行事 を積極的に推進していく中で、残念ながら1年次あるいは2年次で脱落した人も少なくはありません。その意味においても、皆さんは、厳しい条件を乗り越えて きたことを自覚し、さらなる自己の成長と自己の確立に精進していただきたいと思います。

これから、皆さんの1日の約半分は仕事との関わりの人生になります。家族や友達と楽しく付き合うことと同じ観点で、仕事とも面白く付き合うようにしてほしいと思います。

『諸行無常』の言葉が示すとおりに、時代の変革はすさまじい状況で移り変わっています

おおよそ、過去の日本における『安定』という言葉の概念は大きく揺らいでいることを、皆さんも実感していることと思います。経済不況がもたらす雇用の不安定さ、イラクや北朝鮮などに代表される平和国家の乱れなど、枚挙にいとまがありません。

そのような現状において、これから社会人になる皆さんも、我々社会人も皆、『我々は何のために働くのか』という、極めて基本的なことを今一度考える必要が出てきました。

残念な現象の一つに、せっかく就職した会社を2~3年で辞める人が多くなってきました。いろんな理由は考えられますが、自分から転んでしまうようにならな いでください。最初から、向いている仕事や面白い仕事はありません。それほど仕事は奥の深いものだと考えて見てください。

自分から面白くしていく努力や一緒に働く人たちと積極的に仕事をしていくことを見つける。そのためにも、いろんな他流試合に挑み、数多くの経験を積み上げ ることが重要になってきます。NHKの大河ドラマは、その時代を反映しているものが多い感じがします。今年の宮本武蔵は、先行き不透明な時代に、勇気を駆 り立てて、他流試合に望み、負けたり勝ったりしながら数多くの経験を積み上げた後に、『五輪の書』という世界に通じる経営哲学書を書き上げた『人の生き 方』を紹介しています。

『うちは厳しい会社だけど、きつい会社ではない』このことを持論にされている会社があります。

『厳しい』と『きつい』どこが、どのように、違うのか。

その社長はこのことを次のように仰っています。

『厳しい会社』とは、理念や目標が明確になっており、皆で目標達成に向けて一心不乱に努力する。その結果、達成感を分かち合う。言い換えるとやりがいや楽 しいことがある会社です。一方、『きつい会社』とは、理念や目標も結果もわからない。言い換えれば、やりがいを感じられない会社です。

学生と社会人との違いのひとつは、『結果や成果』を求められることです。少し俗っぽい言い方になりますが、『儲ける』という言葉に言い換えることが出来ま す。儲けるという字を頭に思い浮かべてみてください。『信じる者、あるいは信じられる者』と書きます。儲けるための要素はいろんな事象がありますが、その 根本にあるのは、人を信じ、まっすぐに仕事をすること。信じてもらえるだけの『人になる』あるいは『会社になる』という信念があって、初めて儲けることが 出来るという教えだと思います。

先ほど、我々は『何のために働くのか』を考える必要性があるといいました。

変わりゆく時代・変わりゆく会社や組織にとって、一番大切な、信じる・信じられることを基本に『信念と信頼』をもっていれば、変革の時代であっても自分を見失うことはなくなると思います。変わってゆくのは、外的要因だけであり、信念は簡単には変わりません。

どんな組織でも社会でも、人間社会において、とてもシンプルな構図があります。それは、目標を設定し、一心不乱に努力する。その清清しい姿と成長の足跡は、周囲に影響を与え、誰もが認める人材となり、それはやがて大きなプライドと自信につながるという構図です。

私達にも目標があります。それは、『富山情報ビジネス専門学校の学生は本当に良い学生ですね』と多くの企業から、今以上に名指しで求人をいただけるようになることです。

新人社会人である皆さんも、健康には十分留意し、それぞれの夢の実現に向かって、一心不乱に努力してください。

以上、卒業式の式辞として、多少辛口になりましたが、我々も皆さんも、お互いの目標に向け、
一心不乱に邁進することを約束し、校長式辞と致します。


以 上

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2003年3月23日 |

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