Home >

学校法人 浦山学園

2002年1月1日の各新聞社の社説は過去数年と同様にあるいは強調して『ゆくえ定まらぬ時代』に警鐘 を鳴らしている。日本経済新聞は竹内成蹊大学教授の『日本の終わり』という恐ろしい題名の著作を紹介した。『豊かな社会では、なんとかなると考える競争回 避行動がおき、学生にだけではなく日本社会全体に引きこもりに似た無気力現象がおきている』と言う内容だ。

どの社説もこの『引きこもりから脱皮する行動力』を強調している。



『行動力』。簡単そうに見えて中々出来ない『魔物』でもある。

私自身にもこの『魔物』が近寄ってくるケースがよくある。



愛読している「メールマガジンーオンライン経営顧問」につぎのようなメールがあった。

目標や経営計画そのものに問題があることは少ない。ビジョンや行動計画は間違っていないのだ。

それよりも、何となく漂う懐疑的な見方に立ち向かって、それを克服する実行力(行動力)に問題があるのだ。なぜそうなるのか。

一概には言えないものの、次のような感情が実行力(行動力)を妨げる。 

  • スマートに成功したい
  • 自分にはプライドがあり、泥だらけになりたくない
  • 人から断られたくない
  • 敵や反対者を作りたくない
  • 全員が納得してくれるまでは無用な摩擦は避けたい

つまり、他人が自分をどう思うか、他人が自分に対してどう感じるかということに重きを置きすぎるのである。

その結果、すべてにおいて合意を得ようと汲々としてしまう。最大の敵は懐疑心なのかも知れない。
しかもまず自分自身の懐疑心であり、次いでいろんな社会や組織内の懐疑心だ。FONT COLOR="000099">誰よりも計画の達成に自信と信念を持とう
。新しい境地を切り開くもの、その回答は書物やセミナーにあるのではない。目標達成を邪魔しようとする懐疑心に打ち勝つことなのだ。

戦国時代の英雄・織田信長でも家臣団に勝ちぐせをつけさせるためには苦労したはずだ。

事実、伊勢長島の一向一揆を制圧できないでいる家臣達は、軍議の席上、勝てない理由ばかりを
あげつらう。それに対して信長は一喝している。

何故勝てないかではなく、どうしたら勝てるかを考えろ

多くの反対や問題を抱えながらも困難に挑戦し、見事にそれを払いのけ、勝利した経験を持つことが行動するということなのだ



苦境にあえぐ日産に1999年ルノーから送りこまれ驚異のV字回復を牽引したカルロス・ゴ-ン氏は著書の中でつぎのように語っている。

実行こそすべて。これが私の持論である。
アイデア(計画)は課題克服の5%にすぎない
アイデア(計画)の良し悪しは、どのように実行するかによって決まると言っても過言ではない
。私は社員に、以前に試して良い結果を得られなかったとしても、それは必ずしもアイデア(計画)が悪かったという証拠にはならない。実行方法が不適切だったかもしれない、と言い聞かせた】



1月8日に還暦を迎えた小泉首相は年頭所感でも『改革に全力を尽くす』と改革断行の決意を表明した。政策の是非論は別にして『日本の行動派』の第一人者であることは間違いない。60年の人生、30年の政治家生活を振り返り、千利休の歌をコメントした。『稽古とは一より習い十を知り十よりかえるもとのその一

常に初心に帰り果敢に行動して職責を果たしたいとの決意を感慨深くコメントされた。



平成十四年度の学園の基本方針は『君子は本(もと)を務(つとむ)。本立ちて道生ず』の論語の教えを基本とした。何事も根本に忠実である。根本をしっかりと身につけておれば道は自ずから開けてくるという教えである。

全教職員一丸となり教育改革に果敢に行動する年が始まった。



午年にあやかり『うまくいく』年になるように叱咤激励をお願いしたい。



以 上


2002年1月16日 |

ページトップへ