第一回の留学生は、多数の志願者から選抜された18歳から27歳の中国人の男女16名。
来賓の小杉町町長は、祝辞の中で、
『 多くの入学式に出席したが、"ご入学おめでとうございます" と言ったことに対して、"ありがとうございます!" と 応えてもらったことは初めてです! 』 と 感激の一端が述べられた。
これは、出席した人達(私も含め)の誰もが感じたことである。
続いて、日本国国歌、中国国歌斉唱となった。16名の留学生は、会場に響き渡る大きな声で、中国国歌を斉唱した。予行演習はなかったと後から聞かされた。
入学式の次第は、留学生の自己紹介に入った。
一人一人の自己紹介に、会場からは拍手が湧き出た。それは、日本に来た 思いや今後の 目標 を、留学生達が一人一人明確に、しかも、真剣な気持ちで話してくれたことに感激した、我々の自然な拍手であった。
入学式の後、参加者のほとんどの人達が、感激したムードを会場に漂わせていた。
企業の人事担当者の学生に対する主な要望事項として、コミュニケーション・意欲・知識 があげられている(H11年 株・アイバックによる北陸地域の企業へのアンケート調査結果)。もし、日本語ができれば、この留学生達は、企業の要望事項を概ね備えているとすら感じた。
人が成長するために必要な、基本的な考え方があるとすれば、それらはどんなことになるのだろうか。
中国の教えのひとつに『五常』がある。礼・智・信・義・(勇)・仁 は、儒教で人間の実行すべき『徳』を指す。(五常については、学園長の部屋のホームページ NO.6 H13・2・20のバックナンバーを参考)
また、西洋を中心とするカトリックには、『Cardinal Virtues - 基本道徳』が
ある。Justice-正義・公正、 Prudence-思慮・分別 、 Temperance-自制・節制、 Fortitude-剛毅・辛抱 、
Faith-信頼・信念 、 Hope-希望 、 Charity-愛・仁愛・思いやり は生きる上での7つの『基本道徳』を指す。
日本においては、『修身』と言う考え方があったが(今もあるはずだが・・!)、『五常』や『Cardinal Virtues』に相当する『考え方』は何になるのだろうか?『考え方』を明確にし、共有し、実践躬行していくことは、教育の大きな目的であるし、その国をつくる基本となるのではないだろうか?
浦山学園の『考え方』は、理念・指針・行動規範そして各学校の教育目的・教育方針そのものである。日本人学生や留学生達の期待に応えるため、教職員一丸となって、この『考え方』の具現化に取り組んでいる。