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学校法人 浦山学園

企業が求める人材像



 今年の卒業生の就職活動も大変に厳しい状況でした。
雇用に関わる問題は最近の厳しい社会情勢を反映しており、今後の雇用に対する考え方は企業側と求職者側の両者のニーズの変革や多様性から、これまでの延長戦上にあるとは考えにくくなっていると思われます。



 リクルートHRD研究所の1990~1998の『企業の求める人材像の変化』によると、『自ら課題形成し、自律的に仕事を進める』ことと『高い専門性を持っている』ことを、最近の『求める人材像』の特徴としてあげることが出来ます。

 『自律』とは、『他者から逐一指示・コントロールされることなく、自ら方向性を定め、目的意識と責任感を持ちながら仕事を進めていく』と言う意味合いが辞書に書かれています。



 何故社員一人ひとりが自律的に仕事をしていかなければならない時代なのか?
10年間における社会の変化を考えていくうえで、『国際化』と『IT(情報技術)革命』を無視することは出来ません。そして、それらは企業経営において、戦略の変更を迫ることになりました。

 具体的には、『大量生産・生産性競争(ナンバーワン企業)戦略時代』から『スピード競争・独自性価値(オンリーワン企業)戦略時代』への切り替えです。
言い変えれば、提供型から対応型へ個人業務完結型から情報共有型へ、そしてマスプロ型から個別対応型への切り替えです。細かい背景は、また別の機会に譲るとして、自律的な仕事の仕方へ切り替えていくにはどんな方法があるのだろうか? その代表格としてはマネージメントのプロセスを変えていくことが考えられます。そのプロセスを追っていくと、おおむね次のようになります。


①職場の基本的な使命(理念)を明確に理解する

②職場の取り組むべき課題を整理する

③課題に対応する方針を明確にする

④方針に伴う明確な目標を設定する

⑤個々の責任を明確化する(テーマ・段取り・スケジュール)

⑥継続的改善を期するためにもチェックシステムを充実する


 
 このようなマネージメントプロセスを実践躬行出来れば、職場における個々の目的意識と責任感を持ち、より一層、自ら課題形成しながら仕事を進めていくことが期待できると考えます。


 自分自身が10年後、20年後のキャリアプランを考え、自律的に仕事をしていくことが重要と思います。

 特に、IT革命は『ドッグイヤー(犬の年)』といって、一年が七年分のスピードで進んでいる、と言われます。5年経ったら35年分の進歩と考えると、うかうかしてはいられない時代となりました。


 今後、企業は、あなたはどういうことが出来ますか? と問うようになると言われています。
自分がやりたいことを実現するには、どう生きるか、何が出来るかはっきりさせていく時代になったということでしょうか。


以 上
2000年7月10日 |

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